田野村 聡
Soh Tanomura
1982年、岡山県倉敷市生まれ。岡山市出身。
島根大学総合理工学部卒。
音楽好きの両親の影響で、幼いころからロック、ソウル、テクノ、ワールドミュージック等の
様々な音楽を聴きながら育つ。
10歳頃からギターを触り始め、高校時代にはシンセサイザーやサンプラーを用いて
作曲・トラックメイクの真似事を始める。
また、ハードコア、ポストロック、ノイズ、実験音楽等に触れ、音楽漬けの学生生活を送る。
将来は音楽の仕事をやりたいと漠然と考えるようになるが、そのために
何をどうすればよいかわからないまま、高校卒業後大学に進学する。
大学入学直後、音楽系のサークルを探していたところキャンパスで「邦楽部」新入部員募集の立て看板に遭遇。
日本人でありながらそれまで日本の音楽について全くの無知である自分に初めて気づき、即座に入部。
このとき既に亡くなっていた祖父が生前尺八を吹いていたことを思い出し、
押し入れの奥から遺品の楽器を発掘し吹料とする。
在学中、琴古流尺八を筧秀月氏に師事。現代邦楽を田辺洌山氏、田辺頌山氏に師事。
尺八とサンプラーによるソロパフォーマンスを開始し
地元DJたちとともに松江市内のクラブでイベント開催に携わる等、人前での演奏活動を始める。
大学卒業後、上京しNHK邦楽技能者育成会第51期に入学。
同時に、いくつかのノイズ/インプロバンドに参加し都内ライブハウスを中心に東京アングラシーンで活動を展開。
また、エレクトリックJAZZビッグバンド「前衛無言禅師」への参加をきっかけに
同世代のジャズミュージシャンと交流を深める。
NHK邦楽技能者育成会第51期修了以後、菅原久仁義氏に師事。
同氏と門下生によるグループ「尺八菅原組」への楽曲提供を機に、本格的な作曲活動を始める。
また、尺八多重アンサンブル「Blows Brothers」、無国籍フュージョンユニット「背に雨」等を主宰し
自身で作編曲を手掛ける。
2011年、第17回長谷検校記念くまもと全国邦楽コンクール優秀賞。
2012年、日本音楽集団入団。2016年より理事就任。
団員として国内外で多数のコンサート、ワークショップ、学校公演に参加。
2019年、JSPN(日本尺八演奏家ネットワーク)設立公演にて委嘱を受け
尺八8重奏曲「寂滅の詩 ~鶴の一生に寄せる~」 を発表。
2021年、東京2020パラリンピック開会式出演。
鋭い楽曲解釈と幅広い音楽経験に裏打ちされた感性と表現力を武器に、活躍の場を多方面に拡げている。
NPO法人 日本音楽集団 常任理事。
一般社団法人 JSPN(日本尺八演奏家ネットワーク)理事。
和のオーケストラ「むつのを」メンバー。
田野村聡尺八教室主宰。
用賀こと尺八篠笛教室、尺八/篠笛講師。
ヤマノミュージックサロン池袋、尺八/篠笛講師。
主な参加公演/作品/放送
海外公演
イタリア、マルタ、スイス、韓国、ボリビア、アメリカ
主なコンサート・ライブサポート(順不同、敬称略)
石井竜也、石川さゆり、xiè、TSUMUZI、原由実
参加アルバム
茅野嘉亮「COSMOLOGY」
TSUMUZI「Devilish Waltz of A Soul 〜 二月二十六日のタンゴ」
TSUMUZI「JAPON NEO SOUL 2O2O 〜 来たる災害のためのレクイエム」
前衛無言禅師「Vortex - EP」
武田明美「深い海の色の」
ファミ箏「弐弾」
原由実「YOU&ME」
日本音楽集団「創立55周年記念CD BOX 『 己 - ki - 』 」
xiè「いろごろも」
アニメ
バジリスク ~桜花忍法帖~
Disney+「スター・ウォーズ:ビジョンズ」(エピソード4 村の花嫁)
ゲーム
SEGA「龍が如く 維新!」
WFS「アナザーエデン 時空を超える猫」
TV
NHK「おかあさんといっしょファミリーコンサート 音楽博士のうららかコンサート」
テレビ朝日「芸能人格付けチェック」
TOKYO MX「5時に夢中!」
ラジオ
NHK FM「邦楽百番」
etc...